これまでの活動 2013年
2013年 春キャンペーン『私はわらじをぬがれない―冤罪のない社会を目指して―』
毎年行っている福岡事件キャンペーンですが,今年は運動50年目という事もあり,春と秋に開く予定でいます.
春は5月18日~6月20日,秋は10月中旬~11月中旬を予定しています.
2013年春のキャンペーンは,次のような日程で行われました.
≪キャンペーン日程表≫
5月 | ||
5月19日(日) | 福岡 | 博多 吉野公園 12:00~ |
現場法要(福岡事件で殺害された被害者たちの法要) | ||
5月20日(月) | 山口 | 山口大学 12:50~ |
授業内講義 | ||
5月25日(土) | 静岡 | 浜松市市民協働センター 13:00~17:00 |
パネル展・講演 | ||
5月28日(火) | 静岡 | 県総合社会福祉会館 18:30~ |
パネル展・講演 | ||
6月 | ||
6月 1日(土) | 東京 | YMCAアジア青少年センター 13:30~ |
法要・リレートーク・講演 | ||
6月 5日(水) | 広島 | 広島カトリック会館 18:30~ |
パネル展・講演 | ||
6月 6日(木) | 岡山 | 岡山カトリック教会 18:30~ |
パネル展・講演 | ||
6月 7日(金) | 神戸 | カトリック神戸中央教会 18:30~ |
パネル展・講演 | ||
6月14日(金) | 福岡 | 大名町カトリック教会 18:30~ |
法要・パネル展・講演 | ||
6月16日(日) | 熊本 | 玉名 生命山シュバイツァー寺 14:00~ |
法要・講演(梅雨忌) |
2013年 秋キャンペーン『私はわらじをぬがれない―冤罪のない社会を目指して―』
≪2013年秋キャンペーン概要≫
「再審特例法」制定に向けて
シュバイツァー寺による再審助命運動は52年を迎えましたが,日本の再審の壁は厚く,その審判を待つしかありませんでした.今後も時間がかかれば,関係者もいなくなり,証拠も見つけにくくなり,現行法では泣き寝入りするしかありません.ましてや再審を求めていた西さんのような人を処刑してしまえば,真実は簡単に闇に葬り去ることができるのです.結局,現行法の土俵でたたかうのであれば,福岡事件に限らず多くの冤罪事件は,その解決の糸口さえ見えてこないのではないでしょうか?
そこで私達は,現在この再審の開始要件を緩和するために,国会へ「再審特例法」の制定を求める署名活動をキャンペーンで展開しています.特に秋には,アメリカからの冤罪救済の第三者機関である「イノセンス・プロジェクト」に関わる人たちを招いて,彼らの話に耳を傾け,日本での冤罪救済機関の設立や「再審特例法」の制定への議論を深めていきます.そして,福岡事件だけではなく,すべての冤罪事件の救済を目指す新しい一歩を踏み出していきたいと考えます.
秋キャンペーンの内容
①福岡事件と再審運動のパネル展・講演会
②「再審特例法」制定の意義と取り組み,また第三者機関の必要性の講演会
(国内外の冤罪事件被害者・支援者の方々と共に)
③アメリカからのゲストと共に,街頭托鉢団として「再審特例法」制定に向けた10万人署名活動
秋のキャンペーン来日予定者
カーティス・マッカーティ(Curtis McCarty)
殺害された女性に付着した証拠の血液型が彼と一致するとした警察の鑑定結果と検察官の証拠隠蔽により、殺人罪で死刑判決を受けた。2002年、弁護士は証拠のDNAが彼のものと異なることを証明し、翌年イノセンス・プロジェクトも協力、2005年再審開始となる。2007年、21年ぶりに釈放された。
フェルナンド・バミューデズ(Fernando Bermudez)
少年殺人事件で逮捕、起訴され23年の刑を言い渡された。
しかし目撃証言が覆り、18年後の2009年に無罪となり釈放。
現在イノセンス・プロジェクトのゲストスピーカーとして国内外で活動。
ジョージ・ケイン(George Kain)
西コネチカット州立大学、正義と法の管理(局)課の助教授。同時にリッジフィールドのPolice Commission(警察を監督する委員会)の役員と死刑廃止ネットワークの理事長も務め、冤罪の防止、経済的理由、死刑が被害者の苦痛を和らげるものでないとして、
死刑廃止を訴えている。
トシ カザマ氏(東京会場のみ)
写真家。ニューヨーク在住.15歳で渡米。1996年から少年死刑囚の撮影を開始。
以降、米国や台湾の少年死刑囚を撮影してきた経験をもとに、米国・日本・台湾・中国など各地で講演活動を行う。「人権のための殺人被害者遺族の会」(
MVFHR、米国)理事、「Ocean・被害者と加害者の出会いを考える会」(日本)運営委員。
生命山シュバイツァー寺40周年式典
キャンペーン後の行事として,今年で開山40周年を迎える生命山シュバイツァー寺の記念式典をおこないます.
こちらも併せてご参加ください.
クリスティアーネ・エンゲル・シュバイツァー女史
シュバイツァー博士の一人娘レナ夫人の3女。博士の精神的感化を強く受けている。
医師として働く傍ら、ピアニストとしても世界各地で演奏活動を続けている。
プラハ・スターン室内合奏団、プラハ・スターン弦楽四重奏団及びボヘミア交響楽団員。
≪2013年秋キャンペーン『私はわらじがぬがれない―再審特例法からえん罪事件救済へ―』予定表≫
