これまでの活動 2015年
2015年 キャンペーン 『私はわらじをぬがれない―西武雄さん処刑40年を迎えて―』
2015年春キャンペーン 「私はわらじがぬがれない」予定表
6月10日(水) | 兵庫 | 神戸学院大学ポートアイランドキャンパスB106講義室 |
11:15~ 講演会「死刑執行された冤罪事件」福岡事件から学ぶ…再審への道 詳細 http://www.kobegakuin.ac.jp/box/news/newsall_detail.cgi?kanriid=201506010 |
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6月11日(木) | 岡山 | りぶら |
13:00~ 講演会(古川氏) | ||
6月13日(土)14日(日) | 京都 | 綾部 大本教本部 |
西武雄さん40年法要 | ||
6月16日(火) | 東京 | 日本弁護士会館17階1701AB会議室 |
18:00~ 講演会「福岡事件から死刑制度を考える」 詳細 http://www.nichibenren.or.jp/event/year/2015/150616_2.html |
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6月17日(水) | 福岡 | 大名町カトリック教会 |
18:00~19:30 西武雄さん命日諸宗教による法要/講演(八尋弁護士)/遺品展 |
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6月18日(木)19日(金) | 福岡 | 大名町カトリック教会 |
13:00~17:30 遺品展 | ||
6月20日(土) | 福岡 | 大名町カトリック教会 |
13:30~16:00 講演会(ジョージ・ケイン氏・内田教授・八尋弁護士)/遺品展 |
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6月21日(日) | 熊本 | 玉名 生命山シュバイツァー寺 |
13:00~ 梅雨忌 西武雄さん諸宗教による法要/講演会(ジョージ・ケイン氏) |
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6月23日(火) | 静岡 | 浜松 クリエート浜松 |
18:00~ 講演会(ジョージ・ケイン氏・宮本教授・古川氏・袴田ひで子さんほか) |
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6月25日(木) | 東京 | 参議院議員会館 地下一階102 |
10:00~18:00 「届かなかった無実の叫び~福岡事件元死刑囚西武雄さん遺品展」 |
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6月26日(金) | 東京 | 参議院議員会館 特別会議室 |
9:30~12:30 シンポジウム「福岡事件」から考える死刑と再審 ~米国研究者(コネチカット州死刑廃止ネットワーク理事)を招いて~ (ジョージ・ケイン氏・宮本教授・アルベルト・クワトルッチ氏) |
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参議院議員会館 一階102(注:前日25日と場所が違います) | ||
10:00~18:00 「届かなかった無実の叫び~福岡事件元死刑囚西武雄さん遺品展」 |
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6月28日(日) | 東京 | 水道橋 YMCAアジア青少年センター 9階国際ホール |
13:00~ 「叫びたし寒満月の割れるほど」届かなかった無実の叫び~ 西武雄さん40年法要/講演会(ジョージ・ケイン氏・宮本教授・古川氏) |
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7月初旬頃 | 遺品展/講演会予定… |
2015年春キャンペーン 「私はわらじがぬがれない」概要

「福岡事件」の再審は、現在請求権者がいない為、法律上請求が出来ません。
そして時間の経過と共に事件や運動は世の中から忘れさられ、
再審実現はますます困難になっていくでしょう。
そこで私達は、その再審要件を緩和するための法律、
「再審特例法」の制定を目指して、2011年から国会に通っています。
また昨年からは「西プロジェクト」をスタートさせ、
彼の遺品の保存、整理のため、遺品を一つ一つ手に取りながら、
彼の半生を紐解いていく活動に取り組んでいます。
更に「ぬれぎぬ西観音」を拙寺に建立し、
西さんの「再びこのような不幸がないように」(生前の言葉)
という思いを後世に伝えていきたいと考えています。
これらが今すぐに再審開始に直接繋がらなくとも、
西さんたちの想いに寄り添う大切な活動だと考えています。
今年は、西さんの処刑から40年目を迎えると同時に、
彼が1915年5月1日に生まれて100年が経ちます(還暦を迎えた一か月半後に処刑)。
そこでこの節目の年にあたり、私達は一人でも多くの人に西さんの28年間の獄中での
彼の苦しみ、悲しみ、怒り、祈りなどを知って頂くために、全国で彼の遺品展を企画することにしました。
また講演会では2年前にも来日した西コネチカット州立大学准教授ジョージ・ケイン氏がキャンペーンに参加されます。
キャンペーンを続けることが事件の風化を防ぎ、行き詰る再審運動を再び盛り上げる一つの方法と考えています。
今年は、「福岡事件」再審運動の再スタートの年なのです。
事件後68年、運動54年目を迎えましたが、冤罪のない社会、死刑のない社会を目指して、
私達は今年も「わらじがぬがれない」(運動をやめないの意味~シュバイツァー寺開山泰龍の詩に由来)のです。
«ゲスト紹介»

西コネチカット州立大学で正義と法の管理(局)課の助教授であると同時に、リッジフィールドのPolice Commissionの委員(警察の職務や秩序を監督するよう任命された民間委員)として13年間勤務。ニューヨークシティ大学で刑事裁判の博士号を取得。同州の保護司として、また司法部管理者として法の執行に携わってきた。死刑廃止ネットワークの理事。冤罪の防止、経済的理由、死刑が被害者の苦痛を和らげるものでないとして、 死刑廃止を訴え、米国で17州目となるコネティカット州の死刑廃止に尽力した。国内外で講演、執筆活動をしている。現在アメリカ全土の死刑廃止をめざし、活動中。2013年の福岡事件再審キャンペーンに参加し,自白偏重による身柄拘束や取調べ実務という日本の刑事司法における冤罪誤判の構造的問題を指摘しつつ,米国の冤罪誤判問題にも言及し,無辜の不処罰・無辜の救済を至上目標とする刑事司法のためにも「福岡事件」の再審の実現が不可欠であると主張した。